こんばんは。ひと休みです。
昨日、15年前のワインを開封して飲みました。
レア物の激安ワインなので、とても満足しておりましたが、よくよく考えると15年も前の飲み物を飲むってなかなか不思議な感覚です。
普通の人なら思いますよね
「賞味期限とかないの?」と。
今日はワインに賞味期限があるのかお話ししたいと思います。
賞味期限は存在しない
まず結論から申し上げます。
賞味期限はありません。
ワインは熟成をする飲み物なので、未開封で有る限り「腐る」ということはありません。ごく稀に劣化したコルクから酸素が入って「腐る」ということもあるそうですが、まずあり得ません。
したがって、賞味期限は存在しないと言えます。
温度管理をしっかりすることで、10年、20年は普通に生き続けることが可能です。
フランスのワイン生産者が持っている地下のセラーに行くと、数百年前のワインも埃を被りながら横たわっているようです。
一度、飲んでみたいですね笑
劣化することはある
ワインはまず「腐る」ことはありませんが「劣化」することはあるのがワインです。
劣化とは簡単にいうと「美味しくなくなる」「不味くなる」ことです。
温度変化や振動などによって、劣化は起きます。
特に開封後、飲み残したワインを翌日も飲んだ時、前日の印象と全く違う時がありますよね。
前日より美味しくなっていた時は「ワインが開けてきた」と言えるため、飲み頃の状態になったと言えるでしょう。
一方、美味しくなくなった時はその名の通り「劣化」してしまったと言えます。
ワインには飲み頃がある
ワインには飲み頃があります。
そして大きく分けて「早く飲んだ方がいいワイン」と「熟成させてから飲んだ方がいいワイン」の2つがあると考えられます。
早く飲んだ方がいいワインは、ヴォージョレ・ヌーヴォーです。ヴォージョレ・ヌーヴォーなんかはまさにその代表です。
ヴォージョレ・ヌーヴォーは色が薄く、タンニンが弱いため熟成には向いておりません。実験がてら熟成させたことがありますが、水っぽい液体に変貌してしまいました。勿体無かった・・・。
逆に熟成させた方がいいワインはボルドーのワインです。最新のヴィンテージワインを飲んだら渋すぎて飲めたもんじゃありませんでした。
熟成をさせて、タンニンを溶け込ませる必要があると身をもって実感致しました。
つまり、ワインには「飲み頃」があるということです。
その飲み頃は品種や生産地などによって変わってきます。これもまたワインの面白いところですね。
安めのワインは早めに飲むべし
基本的に熟成型のワインは5,000円以上すると思った方がいいです。
逆にいうと、日頃スーパーなどで手に入るワインは1,500円〜2,500円、高くて3,000円くらいですが、これらは早く飲むべきワインが多いです。
これらは「テーブルワイン」と呼ばれており、すぐに飲み頃がやってくるワインです。
私の職場の同僚の話になりますが、同僚のお子さんが生まれた年のワインを野菜室で熟成させていると話していました。「20歳になったら一緒に飲むことが夢」とのこと。なんとも素敵な夢でしょうか。
是非とも、そのワインは熟成型のワインであってほしいものです。
さて、ワインには賞味期限が存在しないということをみてきました。
しかしながら、劣化することはあるため、飲み頃を判断する必要があるということを学びました。
この記事が少しでもワインライフのお役に立てたら幸いです。
ありがとうございました。
Toshi
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